トレードを始める方の多くは、「全て勝ちたい!」と考えていると思いますが、このような気持ちを持った人たちの集まりが「相場」と言うものです。
そして、この相場に参加している人の数は計り知れません。
また、一人一人の資金量も異なりますが、相場は資金量が多いほど有利です。
これは、ゲームセンターなどで遊ぶ時も同じですが、コインをたくさん持っている人と、そうでない人とでは、気持ちの余裕度に大きな差が生じるのと同じです。
コインが多い方の場合、少しぐらいコインが減っても良いと考えることができますが、コインが少ない方が勝負をする場合、絶対に負けられません。
よって、ここまでの話をまとめると、「資金量=余裕度」となりますが、これは、日経225先物取引などのトレードでも同じことが言えます。
また、勝率ですが、初心者の方は5割を目標に頑張って下さい。
但し、損小利大になっていることが重要です。
つまり、10万円の資金で勝つ時は1万円、負ける時は5千円の比率で勝率5割なら、「10回、勝負をすれば1万円×5回-5千円×5回=2.5万円」の勝ちとなります。
しかし、損益比率が同じで勝率5割なら、資金が同じままのため、何もしない方が良いことになりますが、この事実に気付くことは非常に重要です。
このように考えると、トレードで儲けるためには、資金量が同じ場合、「勝率を上げるか?損益比率を上げるか?」がカギになります。
その後、トレードを重ねることによって、自分のトレード方法を繰り返せば、「資金が増えるのか?資金が減るのか?」がわかるようになってきます。
日経225先物取引の場合、損益比率にもよりますが、3連勝~5連勝を達成できれば、短期間で資金が2倍になる可能性を秘めています。
そのためには、たくさん勉強することがありますが、会社員を生涯、続けることの時間と得られる収入を比較すると、一度、挑戦してみるのも良いと思います。
最後にトレードを行う場合、デイトレードの場合、1日に1回以上、スイングトレードの場合、週に1回以上の売買を行うことになると思いますが、勝つことよりも負けないことを考えることが重要です。
エントリーする時は、「負けたらどうしよう…。」と言う恐怖心があるかもしれませんが、水泳の飛び込みと同じように思い切って飛び込むことが大事です。
しかし、思い切って飛び込んでも下が崖の場合、死んでしまいますので、私の場合、注文を入れる時に利食いと損切りの注文も入れるようにしています。
投資も投機も「投げる」と言う漢字が使われていますが、これは、どちらも持っているお金を投げるようなものだからだと思います。
残念ながら、いくらになって戻ってくるかは時間が経過してみないとわかりませんが、上手い人はお金が増えて、下手な人はお金が減ることになります。
このように考えると、投資やトレードはギャンブルのようにも見えますが、個人的には、きちんとした戦略があればギャンブルではないと思います。