日経225先物取引などのトレードを始めると一つ気付くことがあります。
それは、毎日、考えられないぐらいのお金が動いていると言うことです。
例えば、東証一部に上場している有名な企業の1日の売買代金を見てみると、数百億円から数千億円の金額が動いていることがわかります。
日経225先物取引においては、1日の売買代金の平均が1兆円~2兆円ぐらいですが、FXの市場では、日本だけでも数十兆円の金額が動いていると言われています。
FXの場合、ロンドンやニューヨークにも市場がありますので、世界各国の取引量を合算すると、1日辺り100兆円以上の金額が動いていますが、近年では1日500兆円規模と言われています。
普通の方にとっては、数百万円や数千万円の金額でも大金だと思いますが、その上の「億」の単位を乗り越えて、「兆」の単位が日々、動いています。
となると、相場を牽引・主導しているビッグプレイヤーと言うのは、「兆単位」の資金を持っている人たちと言うことがわかります。
では、具体的には、どのようなグループになるのでしょうか?
これは、世界各国でも共通していますが、該当するのは次のグループです。
間違っても、自分の両親や近所の人々、友人や知人、会社の上司や部下ではありません。
また、世間一般ではお金持ちと言われている医者や弁護士でもありません。
1 銀行
2 証券会社
3 生命保険会社・損害保険会社
4 大企業・多国籍企業
5 年金運用会社
6 ヘッジファンド
7 国・政府
気になる方は、今、お伝えした企業のホームページなどを見て下さい。
銀行の場合、預金残高、年金運用会社の場合、運用額が公開されています。
このように考えると、個人投資家は空気のような存在に思えますが、金融市場では、毎日、兆単位の金額が動いていることを理解しておくことは重要です。